PPF(ペイント・プロテクション・フィルム)

ボディへの施工

透明なフィルムをボディ塗装面に貼り付けすることで、車両の元の発色を損なうことなく塗装を、飛び石キズやイタズラなどにるキズから強力に保護します。PPFは通常はグロスタイプといってボディ塗装面と同様な光沢をもったものを使用しますが、マットタイプもご用意があるため、こちらを施工すると元来の塗装色を活かしたままマット質感のボディに仕上げることが可能です。塗装色のマット化+塗装面の保護という一石二鳥のフィルムとなっております。
PPFフィルムを製造するメーカーは世界にいくつかありますが、当社で優先して使用しているのは「3M®」社製フィルムです。3M®のフィルムは元は軍事利用を想定して開発されたフィルムであるため、他社フィルムに比べ、厚みがあるため塗装面の保護力が格段に高いことが特徴です。PPF本来の目的であるボディを保護するという目的に対してより確実に塗装面を保護できるフィルムと言えます。しかしフィルム自体に厚みがあることから、施工が難しいフィルムのひとつであり、施工できる・施工をしているショップが少ないフィルムでもあります。

フロントガラスへの施工(WPF:ウィンドウ・プロテクション・フィルム)

塗装面に並んで傷付きを気にされる箇所として、フロントガラスが挙げられるかと思います。いわゆる高速走行時の飛び石などによる、フロントガラスのひび割れや傷つきのダメージから、フロントガラスそのものを保護することを目的としたウィンドウ・プロテクション・フィルム(WPF)の施工がおすすめです。
当社では、CleaPlex(クリアプレックス)とSTEK(エステック)という2種類のフィルムを取り扱いしており、お客様のご希望や、車両のフロントガラス形状などにより使い分けております。
またフロントガラスと併せて、ヘッドライトやフォグランプなどの灯火類のレンズを保護するレンズプロテクションフィルム(次の項目で詳しく記載しています)の施工もおすすめです。

ヘッドライト類への施工(LPF:レンズ・プロテクション・フィルム)

ヘッドライトをはじめとする灯火類のレンズを保護するために開発されたフィルムが、レンズ・プロテクション・フィルム(LPF)です。こちらをヘッドライトやフォグランプなどの灯火類のレンズに施工することで、飛び石をはじめとする外的要因による傷から強力に保護することが可能です。
またレンズプロテクションには、スモークタイプをはじめとする色付きタイプのフィルムがご用意があるため、レンズ類の保護と同時にスモーク化や色変えといったドレスアップ要素をお楽しみいただくことも可能です。
また近年は運転支援技術の発達などにより、当たり前のように装着されるようになった、ミリ波レーダーなどが自動車のエンブレムにレンズタイプで組み込まれているケースが多く、こちらも、ヘッドライトなどと併せてスモーク化などの色変えを行うことが可能です。
フィルムの種類自体も複数ご用意があり、フィルムによってはUVカットなどの機能性を備えているものもあり、ヘッドライトなどに関しては紫外線による変色を防ぐ効果も期待できます。

施工事例のご紹介

施工車両:
フェラーリ F8 Tributo
施行範囲:
ボディ全面、フロントガラス、ヘッドライト、部分ラッピング

フェラーリをはじめとするスーパーカー, ハイパーカー, スポーツカーなどで付き物となる飛び石などによる傷を防ぐとともに、ドアの開閉や乗り降りの際にボディが傷が付いてしまうリスクを下げることができます。
フロントガラスにもWPF(ウィンドウ・プロテクション・フィルム)を施工することで、飛び石などによりフロントガラスにヒビ割れが生じるリスクを下げています。
ヘッドライトは専用のLPF(レンズ・プロテクション・フィルム)を施工することで、ヘッドライトの傷つきと紫外線による変色を防ぐとともに、スモークタイプを施工することで、フロントフェイスの印象を引き締めるドレスアップ効果も果たしています。

施工車両:
フォルクスワーゲン ゴルフR
施行範囲:
フロント周りボディ、フロントガラス、ヘッドライト、部分ラッピング

ボディ全面をするには予算が…という場合はフロント周りのみの施工がおすすめです。飛び石による傷が入るリスクの高いフロント周りのみを施工することで、予算を抑えながら守りたい箇所の傷つきリスクを下げることができます。
こちらの車両のヘッドライトに濃いめのスモークタイプを施工しました。ボディのブラック色と相まってより引き締まった印象を演出することが可能です。