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カーセキュリティによる電装トラブル
車の電装システムはたいへん便利になる一方で、その取り付けの不備が原因で思わぬトラブルを招くこともあるのです。
電装トラブル
近年、自動車もコンピュータ制御となり、電装系統の複雑化から来る故障が相次いでいます。また、電装カスタムも、その施工方法によっては事故の原因となり、最悪の場合は「車両火災」につながるケースも見られます。
量販店などでは、回路図を参照するだけのワイヤリングや機器取付説明書だけによる電装機器の取り付けなどが安易に行われていますが、恐ろしいことに、これが事故・車両火災等、重大災害の原因にもなっているのです。
コンピュータのメモリー異常
バッテリー交換のためにバックアップ電源を取ってグランド端子を外したところ、カーナビ(車両情報・データ等を記憶)メモリーが消滅。復旧不可能となった。
<原因>
バックアップを取ったが、実はバックアップが取れない車種だった。
PCU/ECUがパンク
配線ラインチェックのために、カプラー端子に検電ペンを当てただけで車両のシステム不調、PCU/ECUがパンク。大きな損害となった。
<原因>
検電ペンに逆流防止機能がないものを使用したため、アースが立ち上がってしまった。
ドアユニットコンピュータ故障
ミラー格納修理のためにマニュアル記載の回路図を見たら「ON/OFF」接点スイッチだったので、配線短絡テストを行ったところ、ドアユニットコンピュータが壊れてしまった。
<原因>
回路上はON/OFF接点のスイッチ記号だったはずが、抵抗素子が組み込まれたスイッチになっていたことを知らずに直接電圧をかけてしまった。
メインコンピュータ内部トランジスタパンク
後付けリレーの取り付けを行う際に、メインハーネスから結線を行ったところ、後にエンジンアイドリング不良が発生。
<原因>
リレーの逆起電力がコンピュータ内部のトランジスタの容量をオーバーしてしまった。
半導体素子等のオープンや短絡
テスターを使用し、点検を行っているうちに、他の故障が増えてしまった。
<原因>
テスターの電池電圧が半導体に逆流し、容量をオーバーさせてしまった。
エアコン作動不良
外部部品を取り付けたところ、エアコン作動がおかしくなった。
<原因>
以前の「プラス→マイナス」へ電気が流れるという単純な回路が、外部部品を取り付けたことによって、電位差を利用した回路や半導体素子で構成した回路、集中配線回路などの複雑な回路が出現。それらに気づかずに結線を行ったため信号ラインに異常が起きた。
エアサスの故障
エンジンをかけたままジャッキアップを行った際、エアサスコントロールコンピュータの補正が効かなくなった。
<原因>
エンジンをかけたままでジャッキアップを行うと、コンピュータ異常が出る車種であった。
車両火災
カーセキュリティ機器を取り付けたが、数日後、突然車両火災となった。
<原因>
電源ラインヒューズの位置が悪く、グランド短絡でヒューズが飛ばず、ヒューズ手前でショート。
配線が熱を帯びて被覆が隣配線と接着し、被覆が燃えて火災の原因になった。
ダイアグ故障
カプラーを外しただけでダイアグ故障が発生。また、同等処理を行うことによりエアバッグの作動へと被害が拡大した。
<原因>
カプラーを抜くことにより、車が異常状態と判断した。
以上、簡単にご紹介いたしましたが、これらはほんの一例です。
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